算命学|無料算出
「あなたの宿命・運勢・転機」
算命学は古代中国にルーツを持つ占いです。生年月日から「人体星図」を算出し、導き出される星を読み解くと、あなたの性格や運命はもちろんのこと、転機やその日付も具体的に占えます。
【鑑定項目】
- 【陽占命式】中心星で占う、あなたの基本性格
- 第一命星で占う、あなたの恋愛運命
- 第二命星で占う、後輩から見たあなたの性格
- 第三命星で占う、友人から見たあなたの性格
- 第四命星で占う、上司から見たあなたの性格
- 第三従星で見る、幼少期のあなたの運勢
- 第二従星で見る、青年期のあなたの運勢
- 第一従星で見る、晩年期のあなたの運勢
- 【陰占命式】人を惹きつける特別な魅力
- あなたに巡ってくる天中殺の時期
- 2024年のあなたの運勢と金運
- 2024年あなたに注力してもらいたいこと
- 2024年のあなたにとって重要な人物
- 2024年、あなたに訪れる重大転機
算命学とは?
この先では、算命学について詳細に解説していきます。算命学とはどのような占いなのか、もっと理解を深めていきましょう。
「算命学」は、生年月日を用いて個人の運命を占う東洋占星術です。古代中国で生まれてから2000年以上続いており、中国最古の占星術といわれています。
「算命」とは「運命を算える」という意味。すなわち「算命学」とは「運命を算出する学問」を意味しています。
算命学では天体の運行を自然界のリズムと捉え、そのリズムに従って循環する暦を読み解くことで、個人の生まれ持った宿命が分かると考えました。算命学では、この発想に基づいて生年月日からその人の性格や運勢、生まれ持った宿命を占うことができます。
算命学の成り立ちは?
算命学は、古代中国の戦略家である鬼谷子によって編み出されたとされています。
もともとは中国を治める皇帝たちが政治や軍事の戦略を立てるために用いる一種の帝王学として成立し、歴代の王朝で継承されてきた秘伝の占術でした。
当時の皇帝たちには、算命学で敵対する相手の宿命を占うことで、相手の性質や運勢を見越して完璧な戦略を立てることができると考えられていたのです。
算命学はいつ日本に伝わった?
算命学が日本に伝わったのは、第二次世界大戦後だと言われています。長崎へ亡命した「呉仁和」という伝承者から「高尾義政」へと伝えられ、日本での算命学の歴史がスタートしました。
この他に台湾系の算命学とされる流派が「西川満」という人物によって伝えられていますが、日本で現在一般的に知られている算命学は高尾義政の継承した流派のものになっています。
算命学の人体星図とは?
算命学で用いる「人体星図」とは、陽占で算出される8つの星を、人間の身体部位に対応するように配置した図です。陰占で命式を作成して占うだけでなく、そこからさらに陽占で人体星図を作成して占うのが算命学による占いの大きな特徴です。
頭 | 左肩 | |
第四命星 親 |
第三従星 初年期 |
|
右手 | 胸 | 左手 |
第一命星 配偶者 |
中心星 自分 |
第三命星 兄弟姉妹 |
右足 | 腹 | 左足 |
第一従星 晩年期 |
第二命星 子供 |
第二従星 中年期 |
上に示したように、人体星図はタテヨコ3マスずつの正方形の図になっています。左上を除く各マスに頭・胸・腹・左手・右手・左肩・左足・右足の8つの部位が対応しており、頭・胸・腹・右手・左手に配置される星を「十大主星」、左肩・左足・右足に配置される星を「十二大従星」と呼びます。
人体星図に配置されたそれぞれの星が表すものを読み解くことであなたの運命や宿命、生まれ持った才能や恋愛関係、その他にも親子関係や配偶者との関係性・相性まであらゆるものを占うことができるようになっています。
位置 | 星 | 各項目の意味 |
---|---|---|
頭 | 第四命星 (十大主星) |
上司や親など、目上の人に見せる一面を表す第四の主星。 |
胸 | 中心星 (十大主星) |
自身の内面や特徴を表す重要な主星。 |
腹 | 第二命星 (十大主星) |
部下や子供など、自分より目下の人に見せる一面を表す第二の主星。 |
右手 | 第一命星 (十大主星) |
パートナーや配偶者に対する一面を表す第一の主星。 |
左手 | 第三命星 (十大主星) |
友人や兄弟、恋人などに見せる一面を表す第三の主星。 |
左肩 | 第三従星 (十二大従星) |
晩年における人生や運勢を象徴する第三の従星。 |
左足 | 第二従星 (十二大従星) |
中年期における人生や運勢を象徴する第二の従星。 |
右足 | 第一従星 (十二大従星) |
初年期における人生や運勢を象徴する第一の従星。 |
算命学の十大主星とは?
算命学で導き出される十大主星とは、人間が持つ5つの本能を陽と陰の二つの性質によって区分した10種類の星のことです。
これらの星は十干と対応していて、その人の性格を表しています。
「星」といっても空に浮かんでいる本当の星のことではありません。その人の個性や宿命を表す象徴のことを算命学では「星」と呼んでいるのです。
■算命学の十大主星を使った占い方は?
この十大主星のうち、その人の人体星図の中心に配置された星(中心星)を見ることで、その人の基本的な性質を知ることができます。
また、人体星図では中心星の上下左右4か所に十大主星のどれかが配置されていきます(第一〜第四命星)。その四つの星を見ることで、様々な関係の人との繋がりが分かるようになっています。
こうして、十大主星を用いることであなたの本質や運命、人間関係を明らかにすることができるのです。
十大 主星 |
五行 | 陰陽 | 性質 |
---|---|---|---|
貫索星 |
木 |
陽 |
芯が強く、独立心旺盛な人です。周りから批判されても自分の信じた道を突き進みます。 |
石門星 | 人との距離感を縮めるのが得意で、交友関係が広い人です。 | ||
鳳閣星 |
火 |
陽 |
マイペースな性格。自分の好きなことに対して凄まじい集中力を発揮します。 |
調舒星 | 繊細な感受性を持つロマンチスト。芸術の分野において優れた才能を秘めています。 | ||
禄存星 |
土 |
陽 |
愛情表現が豊かで、他人を思いやる温かい心を持っています。 |
司禄星 | 裏表のない誠実な性格。忍耐力があり、辛抱強く努力出来る人です。 | ||
車輢星 |
陽 |
正義感が強い性格。自分の利益だけを考えて行動することはしない人です。 | |
牽牛星 | 責任感が強いことに加え、周りを見る能力があります。組織に属することで自身の能力を活かせます。 | ||
龍高星 |
水 |
陽 |
型破りな性格。好奇心があり、自身の興味の赴くままに行動します。 |
玉堂星 | 知的探求心が非常に強い人です。また、世話焼きの一面もあります。 |
十大主星が表す五大本能とは?
十大主星が表す五大本能とは、算命学において人間の本能を五行(木・火・土・金・水)に基づいて五つに分類したものです。
この五つの本能は、それぞれ人間が生きていくうえで欠かせない根本的な欲求や性質を表しています。
五大本能の具体的な分類については以下のとおりです。
・守備本能: 木性
何かを守ろうとする本能です。自分の命や家族、財産などを守ることだけでなく、伝統を守ろうとする動きなどの様々な形で現れます。
・伝達本能: 火性
何かを人に伝えたい、発信したい、知らせたいといった本能です。後継者を育てる、子孫を残すといったものも含まれます。
・引力本能: 土性
他人を惹きつけたい、愛されたいという本能です。化粧やオシャレをして見た目を良くしようとしたり、良いことをして人に気に入られようとしたりする行動として表れます。
・攻撃本能: 金性
他者に向かって積極的に働きかける本能です。文字どおり他者を攻撃するだけでなく、セールスマンが何かを売り込んだり、アスリートが競争したりすることも含まれます。
・習得本能: 水性
何かを学ぼうとする本能です。生命を維持するために必要なことを自然と覚えていく本能を表しています。
算命学の十二大従星とは?
算命学における十二大従星は、その人の人生におけるエネルギーの強さを表す星です。十二大従星は人の一生を「胎児」から「あの世」までの12の時期に分けたもので、それぞれの星が持つエネルギーの強さや象徴する意味合いから、特定の時期の運勢などを占うことができます。
人体星図の中では右上(第一従星)、右下(第二従星)、左下(第三従星)の三か所に配置され、人生を年齢ごとに三段階に分けた際の運勢を表します。
第一従星:晩年期(60歳以後)
第二従星:中年期(20~50代)
第三従星:初年期(10代まで)
ここで注意していただきたいのは、「エネルギーが強い=運勢が良い」というわけではないということ。
エネルギーの強い星を持つ人は、生まれ持った強いエネルギーを上手く使うことで運勢がよくなりますが、活かすことが出来なければエネルギーの強さに負けて運勢が悪くなります。一方でエネルギーが弱い星を持っている人は、そのエネルギーをコントロールしやすい反面、エネルギーの配分を間違えてしまうと途中で使い果たして中途半端な結果になってしまいます。
つまり、重要となるのはエネルギーの強弱そのものではなく、そのエネルギーを人生の中で活かせるかどうかということなのです。
■算命学の十二大従星から何が占える?
算命学における十二大従星からは、人生のある時期における運勢や、その時期における性格や宿命、人生の転機といったことが占えます。
十二大従星は人生の段階になぞらえられ、その中には「病人」や果てには「あの世」を象徴する星も含まれています。しかし、それらは不吉なことばかりを示しているのではなく、どのようなことに運気が向いているかが異なっているに過ぎません。
十二大 従星 |
エネルギー | 時代 | キーワード |
---|---|---|---|
天報星 | 3 | 胎児 | 多芸多才。新たな可能性を見出し、道を切り開く。 |
天印星 | 6 | 幼児 | 天真爛漫。可愛げやユーモアがあり人に好かれる。 |
天貴星 | 9 | 子供 | 探究心。自分の興味を持ったものに実直に取り組む。 |
天恍星 | 7 | 少年 | ロマン。未知の世界にあこがれ、追い求める。 |
天南星 | 10 | 青年 | チャレンジ精神。正義感に溢れ、自分の信じた道を突き進む。 |
天禄星 | 11 | 壮年 | 現実主義。冷静に物事を見極め、洞察力に優れる。 |
天将星 | 12 | 頭領 | リーダーシップ。エネルギーに溢れ、判断力に優れる。 |
天堂星 | 8 | 老人 | 自制心。落ち着きがあり、バランスを保つ。 |
天胡星 | 4 | 病人 | 創造。鋭い直感力と膨大な知識を持つ。 |
天極星 | 2 | 死人 | 無欲。人に逆らわず、周囲の流れに上手に乗る。 |
天庫星 | 5 | 入墓 | 一業専心。一つのものを極め、そこから学びを得る。 |
天馳星 | 1 | あの世 | 活動的。選り好みはせず、目の前にあるものに全力を尽くす。 |
算命学の陰占とは?
算命学における陰占とは、十干と十二支(干支)を用いて、「目に見えにくい宿命」を読み解く占いです。
陰占で占うことによって、その人自身も知りえないような隠れた性質や本性、潜在的な運勢や物事の原因を読み解くことができます。
陰占では、生年月日のそれぞれに対応する十干十二支を配置した「命式」という図表を作成して占っていきます。
■算命学における十干とは?
算命学において、「十干」とは「空間」を表す概念です。
東西南北と中央の五方位に五行が、地上と天界に陰陽の区別が対応します。
十干は、陰占の命式では以下の色のついた場所に配置されます。
十干が表すものとは?
十干とは、五行(木・火・土・金・水)のそれぞれの元素に陽と陰の区別を付けたものです。算命学では十干は空間を表す概念として用いられ、五行は中央と東西南北の五つの方位を、陰陽は地上と天界を表します。
「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」という字が当てられ、十干の一つ一つに五行の属性と陰陽の区別に応じた特徴があります。
◆甲(木・陽)
甲は、向上心があり、責任感が強いことを意味します。自分に自信があるので、自分の力で物事を成し遂げることができます。しかし、人の評価に敏感なので、リーダーシップを発揮するよりも、控えめな姿勢をとる傾向があります。
◆乙(木・陰)
乙は、穏やかで優しい人柄であることを意味します。また、困難に直面しても、冷静に対処することができる対応力を兼ね備えています。自分のものにしたいという強い思いがありますが、それは愛情の深さの表れでもあります。
◆丙(火・陽)
丙は、感情表現が豊かで、周囲の目を引く存在であることを意味します。活力に満ちており、どんな困難にも果敢に挑戦します。細かいことにはこだわらず、勝負に強い精神力を持っています。
◆丁(火・陰)
丁は知性と洞察力に優れていることを意味します。物事を深く考える傾向があり、自分の感情にも敏感です。しかし、その敏感さゆえに神経質になりやすく、些細なことで傷ついたり怒ったりすることもあります。
◆戊(土・陽)
戊は、忍耐力があることを意味します。穏やかな人なので、人間関係にトラブルは少ないタイプです。また面倒見が良く正直な人なので、周りから頼りにされます。一途さも持ち合わせており、恋愛においても誠実です。
◆己(土・陰)
己は穏やかで我慢強いことを意味します。目立つタイプではありませんが、優しくて家族思いです。繊細な心を持ち、周りの人の気持ちにも敏感です。
◆庚(金・陽)
庚は、知性的であることを意味します。物事を深く考えることができるので、新しい発見やアイデアを生み出すことが得意です。しかし、変化を求める傾向があるため、時折、衝動的な行動を起こす一面もあります。
◆辛(金・陰)
辛は、目標に向かって粘り強く努力できることを意味します。独自の視点で物事を考えるので、周りとは違う発想やアイデアを持ちます。また、義理人情に厚く、信頼できる仲間や友人を大切にします。
◆壬(水・陽)
壬は、包容力があり、人との交流を楽しむことができることを意味します。自分のやりたいことに対しては強い意志を持ち、競争心も旺盛です。また、世話好きで面倒を見ることに喜びを感じるタイプです。
◆癸(水・陰)
癸は、温和で思いやりがあることを意味します。社会貢献に熱心で、人のために尽くすことを喜びとします。正義感が強く、嘘や不正に対しては厳しい態度を取ります。しかし、物事を悲観的に捉える傾向があります。
■算命学における十二支とは?
算命学において、「十二支」は「時間」を表します。
一年や一日といった時間の単位を十二等分し、その一つ一つに「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」という名前を付けたものが十二支です。
十二支は、陰占の命式では以下の色のついた場所に配置されます。
十二支が表すものとは?
十二支は約12年で一周する木星の位置をもとにした古代中国の暦を数えるのに用いられてきました。そのため算命学でも、主に時間に関する概念として使用されます。
また、こちらも十干と同様に五行の要素と結びつき、陰陽の区別もあります。十二支が表しているものは以下のとおりです。
◆子(水・陽)
子は、自分の信念に基づいて行動できることを意味します。周囲の意見に惑わされずに自分の道を進むことで、自分の得意な分野で活躍するチャンスがあります。変化に富んだ環境にも柔軟に対応できるので、新しいことに挑戦することも苦になりません。
◆丑(土・陰)
丑は、保守的な性格であることを意味します。しかし、それは臆病というわけではなく、どんな困難にも耐える強い精神力があることを意味します。また、正直で誠実な性格なので、人間関係にも恵まれます。
◆寅(木・陽)
寅は、エネルギーに満ち溢れていることを意味します。人情に厚く、気さくな性格で、周囲から慕われます。リーダーシップも備えており、どんな場面でも中心的な存在となります。
◆卯(木・陰)
卯は、周りに流されない芯の強さがあることを意味します。計画性が高く、一度決めた目標に向かって努力します。しかし、自分の考えが正しいと思い込みやすく、他人の気持ちを考えないこともあります。
◆辰(木・陽)
辰は、粘り強い性格であることを意味します。感情の起伏が少なくどんなトラブルにも冷静に対応できます。
◆巳(火・陰)
己は、変化に対応できる柔軟性があることを意味します。遊び心があり、場の雰囲気を和ませることが得意です。また、執着心が強いため、自分の目標に対して諦めない姿勢を貫きます。
◆午(火・陽)
午は、困難に直面しても諦めずに粘り強く努力出来ることを意味します。状況に応じて柔軟に対処できる能力を秘めているため、それを活かすことで、新しい道が見えてきます。
◆未(土・陰)
未は、穏やかで思いやりのある性格であることを意味します。目立つことを好む対応ではありませんが、自分に厳しく、目標に向かってコツコツと努力することができます。
◆申(金・陽)
申は、多才な性格であることを意味します。正義感が強く、困っている人を見過ごせません。自分の興味のあることには積極的に挑戦し、知性と技能を発揮して成功させます。
◆酉(金・陰)
酉は、相手の立場に立って考えられることを意味します。周囲との調和を重んじる性格で、自分の意見を押し付けることはありません。保守的な傾向もあり、変化に対しては慎重です。
◆戌(土・陽)
戌は、自分の信念を曲げずに行動を起こすことを意味します。その態度に人々は尊敬の念を抱きます。家族に対しても、献身的に面倒を見るので、頼りになる存在になります。
◆亥(水・陰)
亥の人は、目指したものは何があっても手に入れる強い意志と行動力があることを意味します。その一方で、周りの人の感情や立場にも気を配ることができる思いやりのある人です。人間関係でトラブルになることはほとんどなく、信頼される存在です。
算命学における異常干支とは?
算命学における異常干支とは、陰占の命式に現れる特殊な干支の組み合わせの総称です。
この干支を持つ人は一風変わった個性や鋭い感性を持っていることが多く、クリエイティブな分野などで特殊な才能を発揮する場合があります。
異常干支には通常異常干支と暗合異常干支の二種類があり、それぞれ以下の干支が該当します。
・通常異常干支
甲戌、乙亥、戊戌、庚子、辛亥、丁巳
・暗合異常干支
甲午、丁亥、戊子、己亥、辛巳、壬午、癸巳
「異常」という言葉からはネガティブな印象を受けるかもしれませんが、算命学における「異常」とは単に周りと違うというだけの意味しかありません。それが良いことか悪いことかについては、その人がどのように人生を過ごすかによって変わってきます。
命式の中に異常干支を持っている人の中でも、日柱の干支(日干支)に異常干支が現れる人は、その特徴が強く出やすいとされています。
なお、異常干支が現れるのは一つだけとは限りません。場合によっては年、月、日の全てに異常干支が現れることもあります。
算命学の位相法とは?
算命学における位相法とは、陰占の命式に現れる十干、あるいは十二支同士の性質がぶつかり合ったり、合体したりする組み合わせのことです。
十干・十二支の性質がぶつかり合う組み合わせを「散法」と言い、反対に性質が合わさっていく組み合わせを「合法」と言います。
散法、合法にはそれぞれ四種類の分類があり、以下のような名称がつけられています。
・散法
対冲、刑、害、破
・合法
支合、干合、方三位、三合会局
この二つについては、「散法はぶつかり合うから運気が下がる」「合法は合体するから運気が上がる」と決まっているわけではなく、良くないものがぶつかり合って壊れ、それによって運気が上がることもあれば、悪いもの同士が合体してしまい運気が下がることもあります。
位相法を用いた占いは、一人の命式の中に現れる干支から占うだけでなく、二人の命式に現れる干支を用いて相性を占う際にも有用です。
位相法の「散法」になる組み合わせ
算命学の位相法の中で、十二支の性質がぶつかり合う「散法」には対冲、刑、害、破の四種類の組み合わせが存在します。
それぞれの組み合わせについて、以下に詳しく解説していきます。
◆散法の「対冲」とは?
「対冲」(たいちゅう)とは、時計回りに十二支を並べたときに、互いに正反対の位置関係になる組み合わせを指します。
命式に対冲が現れると、人生に荒波のような出来事が訪れるようになります。
物事の進み方に真っ向から対立する運勢のため、話が進んでいたことが急に立ち消えになったり、意見の対立が起こったりします。
◆散法の「刑」とは?
「刑」とは争いごとや不和を引き起こす十二支の組み合わせです。命式に刑が現れることで引き起こされる争いはどちらか一方が起こすものではなく、お互いに相手と争うことになります。
刑には庫気刑、生貴刑、旺気刑、自刑の四種類が存在しています。
刑の種類に応じて、どんな関係性の相手と争うことになりやすいかが変わってきます。
◆散法の「害」とは?
「害」とは「合法」における「支合」という関係にある十二支を断ち切ることになる位置関係の十二支の組み合わせです。
害は実際に起こっている現象と精神が一致しないことによるストレスを生み出すことになるため、病気の運を持ちます。
◆散法の「破」とは?
「破」とは、十二支を時計回りに配置した際に90度に直交する位置になる組み合わせです。
散法の中では破壊する力が一番弱く、これだけで運気に影響することはほとんどありませんが、同時に他の散法の組み合わせが現れた場合にはその性質を強めるはたらきがあるため、注意が必要です。
位相法の「合法」になる組み合わせ
算命学の位相法の中で、十二支が融合しあう「合法」には三合会局、半会、支合、方三位の四種類が存在します。
それぞれの組み合わせについて詳しくご説明しましょう。
◆合法の「三合会局」とは?
「三合会局」とは、十二支を円形に並べた際に線を結ぶと正三角形になる位置関係の組み合わせです。
命式の中で三合会局が現れると、物事の発展に関する強い影響が現れます。
ただし、場合によっては自分の制御できないところで勝手に話が進んでいくようなことが起こります。
◆合法の「半会」とは?
「半会」とは、三合会局のうち半分だけ成立している状態の組み合わせです。
算命学では半会は異次元の融合と考えます。つまり、実際に起こる現象とその人の精神との融合が進みます。
たとえば、自信が湧いて理想の実現に向けて動き出したりするようになったり、実際に事が運んで大きな業績に繋がったりすることがあります。
◆合法の「支合」とは?
「支合」とは、十二支を時計回りに並べた際に、丑から順番に数えていって2つの十二支の順番の合計が13になる組み合わせです。
支合は半会とは対照的に同次元の融合としてとらえます。
そのため、行動や現象に対応する精神や結果が一致するようになり、堅実で失敗の少ない運勢になります。
◆合法の「方三位」とは?
「方三位」とは、三つの十二支が一つの季節で結びつく組み合わせとなります。
この組み合わせは三合会局や支合よりもさらに強力な結びつきを生むため、運勢に最も強く影響を与えます。
算命学の守護神とは?
算命学における守護神とは、命式のバランスを取るための十干のことです。
陰占で占う場合、命式の十干を読み解くことでそれぞれの持つ意味や宿命が分かります。しかし、命式の中でその十干に偏りが生じる場合があり、その場合に補うべき五行を示してくれるのが守護神です。
守護神には「全体守護神」と「調候守護神」の二種類があります。
算命学における全体守護神とは?
全体守護神とは、命式全体を見たときに、どの五行があればバランスを保つことができるのかを表すものです。全体守護神は、心のバランスを取るための十干ということもできます。
算命学における調候守護神とは?
調候守護神とは、命式の中の日干と月支の組み合わせから、あなた自身のバランスを取るために必要な五行を表しています。
すなわち、あなたの生まれ持った素質を最大限に活かすための十干と言い換えることもできます。
守護神を生活の中に
取り入れる方法は?
守護神を活かす方法として、十干を色に変換して、その色が含まれるものを生活に取り入れる、という方法があります。
以下はそれぞれの十干のカラーとなります。自分の守護神の十干から、それぞれの色を取り入れることで、守護神の効果を得ることができます。
五行 | 十干 | ラッキーカラー | 実際の色 |
---|---|---|---|
木 |
甲 | ダークグリーン | |
乙 | イエローグリーン | ||
火 |
丙 | レッド | |
丁 | オレンジ | ||
土 |
戊 | ブラウン | |
己 | イエロー | ||
庚 | ペールグレー | ||
辛 | ホワイト | ||
水 |
壬 | ブラック | |
癸 | ダークグレー |
守護神が複数ある場合ってある?
生まれた月によっては、守護神が複数ある場合があります。以下に、日干10種類と、それぞれの月支における守護神を記載します。守護神が複数ある場合は、左から順に影響力が高い守護神となり、第一守護神、第二守護神、第三守護神というように呼ばれます。
月支 | 月 | 守護神 | 月支 | 月 | 守護神 |
---|---|---|---|---|---|
寅 | 2月 | 丙/癸 | 申 | 8月 | 庚/壬/丁 |
卯 | 3月 | 庚/丁/壬 | 酉 | 9月 | 庚/丙/丁 |
辰 | 4月 | 癸/庚/丁 | 戌 | 10月 | 庚/丁/癸 |
巳 | 5月 | 癸/庚/丁 | 亥 | 11月 | 丁/庚/戊 |
午 | 6月 | 癸/庚/丁 | 子 | 12月 | 丁/庚/戊 |
未 | 7月 | 癸/庚/丁 | 丑 | 1月 | 丁/庚/戊 |
月支 | 月 | 守護神 | 月支 | 月 | 守護神 |
---|---|---|---|---|---|
寅 | 2月 | 丙/癸 | 申 | 8月 | 丙/癸/己 |
卯 | 3月 | 丙/癸 | 酉 | 9月 | 丙/丁/癸 |
辰 | 4月 | 癸/丙 | 戌 | 10月 | 丙/癸/辛 |
巳 | 5月 | 癸/辛 | 亥 | 11月 | 丙/戊 |
午 | 6月 | 癸/丙/辛 | 子 | 12月 | 丙 |
未 | 7月 | 癸/丙/辛 | 丑 | 1月 | 丙 |
月支 | 月 | 守護神 | 月支 | 月 | 守護神 |
---|---|---|---|---|---|
寅 | 2月 | 壬 | 申 | 8月 | 壬/戊 |
卯 | 3月 | 壬/己/辛 | 酉 | 9月 | 壬/癸 |
辰 | 4月 | 壬/甲/庚 | 戌 | 10月 | 甲/壬 |
巳 | 5月 | 壬/庚/癸 | 亥 | 11月 | 甲/壬/戊 |
午 | 6月 | 壬/庚 | 子 | 12月 | 壬/戊/甲 |
未 | 7月 | 壬/庚 | 丑 | 1月 | 壬/甲 |
月支 | 月 | 守護神 | 月支 | 月 | 守護神 |
---|---|---|---|---|---|
寅 | 2月 | 甲/庚 | 申 | 8月 | 甲/庚/丙 |
卯 | 3月 | 庚/甲 | 酉 | 9月 | 甲/庚/丙 |
辰 | 4月 | 甲/庚 | 戌 | 10月 | 甲/庚 |
巳 | 5月 | 甲/庚 | 亥 | 11月 | 甲/庚 |
午 | 6月 | 壬/庚/癸 | 子 | 12月 | 甲/庚 |
未 | 7月 | 甲/庚/壬 | 丑 | 1月 | 甲/庚 |
月支 | 月 | 守護神 | 月支 | 月 | 守護神 |
---|---|---|---|---|---|
寅 | 2月 | 丙/甲/癸 | 申 | 8月 | 丙/甲/癸 |
卯 | 3月 | 丙/甲/癸 | 酉 | 9月 | 丙/癸 |
辰 | 4月 | 甲/丙/癸 | 戌 | 10月 | 甲/癸/丙 |
巳 | 5月 | 甲/丙/癸 | 亥 | 11月 | 丙/甲 |
午 | 6月 | 壬/丙/甲 | 子 | 12月 | 丙/甲 |
未 | 7月 | 癸/丙/甲 | 丑 | 1月 | 丙/甲 |
月支 | 月 | 守護神 | 月支 | 月 | 守護神 |
---|---|---|---|---|---|
寅 | 2月 | 丙/癸/甲 | 申 | 8月 | 丙/癸 |
卯 | 3月 | 甲/癸/丙 | 酉 | 9月 | 丙/癸 |
辰 | 4月 | 丙/癸/甲 | 戌 | 10月 | 甲/丙/癸 |
巳 | 5月 | 癸/丙 | 亥 | 11月 | 丙/甲/戊 |
午 | 6月 | 癸/丙 | 子 | 12月 | 丙/甲/戊 |
未 | 7月 | 癸/丙 | 丑 | 1月 | 丙/甲/戊 |
月支 | 月 | 守護神 | 月支 | 月 | 守護神 |
---|---|---|---|---|---|
寅 | 2月 | 戊/丙/甲 | 申 | 8月 | 丁/甲 |
卯 | 3月 | 丁/甲 | 酉 | 9月 | 丁/甲/丙 |
辰 | 4月 | 甲/丁 | 戌 | 10月 | 甲/壬/丁 |
巳 | 5月 | 壬/丙/戊 | 亥 | 11月 | 丁/丙/甲 |
午 | 6月 | 壬/癸 | 子 | 12月 | 丁/丙/甲 |
未 | 7月 | 壬/癸 | 丑 | 1月 | 丙/丁/甲 |
月支 | 月 | 守護神 | 月支 | 月 | 守護神 |
---|---|---|---|---|---|
寅 | 2月 | 己/壬/庚 | 申 | 8月 | 壬/甲 |
卯 | 3月 | 壬/甲/己 | 酉 | 9月 | 壬/甲 |
辰 | 4月 | 壬/甲 | 戌 | 10月 | 壬/甲 |
巳 | 5月 | 壬/癸/甲 | 亥 | 11月 | 壬/丙 |
午 | 6月 | 壬/癸/甲 | 子 | 12月 | 丙/壬/甲 |
未 | 7月 | 壬/庚/甲 | 丑 | 1月 | 丙/壬/甲 |
月支 | 月 | 守護神 | 月支 | 月 | 守護神 |
---|---|---|---|---|---|
寅 | 2月 | 庚/丙/戊 | 申 | 8月 | 戊/丁 |
卯 | 3月 | 戊/辛/庚 | 酉 | 9月 | 甲/庚 |
辰 | 4月 | 甲/庚 | 戌 | 10月 | 甲/丙 |
巳 | 5月 | 壬/庚/癸 | 亥 | 11月 | 戊/丙/庚 |
午 | 6月 | 癸/庚/辛 | 子 | 12月 | 戊/丙 |
未 | 7月 | 辛/甲/癸 | 丑 | 1月 | 丙/丁/甲 |
月支 | 月 | 守護神 | 月支 | 月 | 守護神 |
---|---|---|---|---|---|
寅 | 2月 | 辛/丙 | 申 | 8月 | 丁/甲 |
卯 | 3月 | 庚/辛 | 酉 | 9月 | 辛/丙 |
辰 | 4月 | 丙/辛/甲 | 戌 | 10月 | 辛/壬/癸 |
巳 | 5月 | 辛/壬/庚 | 亥 | 11月 | 庚/丁/戊 |
午 | 6月 | 庚/壬/癸 | 子 | 12月 | 丙/辛 |
未 | 7月 | 庚/壬/癸 | 丑 | 1月 | 丙/丁 |
算命学の六親法とは?
算命学の六親法とは、その人の親族との縁の強さを十干の関係性から明らかにする技法です。
六親法では占われる人物の日の天干(日干)を中心として、両親、兄弟姉妹、配偶者、子供などとの関係性を占うことが可能です。
親族の十干の算出方法は以下のとおりになります。
◆母親
母親はその人を生み出した存在です。そのため、母親の十干は陰陽五行説において五行を生み出す関係にあたる「相生」の関係から導き出します。
相生の関係は五行のある元素が他の元素を生み出すため、お互いの長所を引き出し、短所を補い合うような相性を表しています。
五行の相生関係
木→火(木が燃えて火を生む)
火→土(火が燃え土を生む)
土→金(土から金を生む)
金→水(金属から水が生まれる)
水→木(水が木を育てる)
上の表のうち、矢印の左側にある生じる五行が母親、右側にある生じられる五行が自分の五行に対応します。
例:自身の日干が「甲」(五行:木)の場合…
母親の十干は五行の水にあたる「壬」「癸」のどちらかになります。
しかし、日干には五行に対して陰陽の区別があるため、五行の関係だけでなく陰陽の関係も見る必要があります。
血のつながっている母親(生みの母、正母)の場合は、その人自身の日干が陽ならば母親は陰の十干といったプラスマイナスの関係になり、血のつながっていない母親(育ての母、偏母)の場合は、自分の日干と同じ陰陽の十干になります。
◆父親
父親の十干は、母親の十干と干合の関係にある十干を確認します。
干合とは、結びつきの強い関係であり、居心地の良い関係が築ける相性です。
干合する組み合わせ
甲(木・陽)×己(土・陰)
乙(木・陰)×庚(金・陽)
丙(火・陽)×辛(金・陰)
丁(火・陰)×壬(水・陽)
戊(土・陽)×癸(水・陰)
例:母親の十干が「壬」(水・陽)の場合…
父親の十干は「丁」(火・陰)になります。
◆兄弟姉妹
兄弟姉妹の十干は、その人の日干と同じ五行の十干を確認します。
兄弟姉妹が同性であれば陰陽の同じ十干に、異性であれば陰陽の異なる十干になります。
例:「乙」(木・陰)の日干を持つ女性の場合…
そのひとの姉妹であれば「乙」(木・陰)になり、兄弟であれば「甲」(木・陽)となります。
◆配偶者
配偶者の十干は、その人の日干と干合する関係にある十干を確認します。
例:日干が「甲」の人の場合…
配偶者の十干は「己」となります。
◆子供
子供は母親が生み出す存在です。そのため、子供の十干は母親の十干と相生の関係にあたる十干を確認します。
この際、子供の性別が男性であれば陰陽の異なる十干に、女性であれば陰陽の同じ十干になります。
例:母親の十干が「乙」(木・陰)の場合…
男の子であれば「丙」(火・陽)に、女の子であれば「丁」(火・陰)になります。
以上のようにして六親法で様々な親族の十干を明らかにすることで、人体星図や陰占命式だけでは分からない、その人と身近な親族との相性や縁の深さ、その人にとってどんな関係性なのかということが分かります。
身近な親族との相性も、その人の生まれ持った宿命の一つであると言えます。
そのため、親族とどう関わるべきかということは、その人が人生をどのように生きていくべきかという一つの指針として重要な役割を果たしていきます。
算命学の天中殺とは?
天中殺とは「天が味方をしない時期」のことです。天中殺には誰にでも後天的に巡ってくる運気である「運命天中殺」と、生まれながらにして持っている人と持っていない人に別れる「宿命天中殺」の2種類が存在します。
算命学で天中殺を調べる方法は?
天中殺は、十干と十二支の組み合わせよって生まれる六十干支から調べることができます。
自分の六十干支が何かによって戌亥・申酉・午未・辰巳・寅卯・子丑の6種類の天中殺に分類することができます。
戌亥天中殺
甲子・乙丑・丙寅・丁卯・戊辰・
己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉
申酉天中殺
甲戌・乙亥・丙子・丁丑・戊寅・
己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未
午未天中殺
甲申・乙酉・丙戌・丁亥・戊子・
己丑・庚寅・辛卯・壬辰・癸巳
辰巳天中殺
甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・
己亥・庚子・辛丑・壬寅・癸卯
寅卯天中殺
甲辰・乙巳・丙午・丁未・戊申・
己酉・庚戌・辛亥・壬子・癸丑
子丑天中殺
甲寅・乙卯・丙辰・丁巳・戊午・
己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥
算命学における運命天中殺とは?
運命天中殺とは、人生の運気を12の周期に分けたとき、2の単位で訪れる「空間(十干)」が存在しない期間のことです。この時期は、期待通りの結果を得ることが難しくなります。そのため、運命天中殺をいかにして過ごすかが重要になります。以下でそれぞれの運命天中殺の特徴と過ごし方についてお伝えします。
戌亥天中殺
人生の分岐点を象徴する期間で、精神的な変化が主に生じます。この時期は一人で考えすぎずに信頼できる人に相談することが重要です。客観的な意見をもとに、ゆっくり検討してから結論を導けば、大きな過ちを未然に防ぎ、運気が好転します。
申酉天中殺
何事も定まらず、自信喪失しやすい期間となります。ネガティブな思考が湧きやすい時期ですが、そういう時こそ挑戦の態度を忘れないようにしましょう。たとえ、失敗したとしてもその失敗をどう挽回をするかを積極的に考え、行動を起こすことで運気が好転します。
午未天中殺
迷いや落ち込みが増えやすい期間となります。たとえ、事が順調でも、慢心によりトラブルを引き起こす可能性があります。この時期はより一層、謙虚な姿勢で日々を過ごすことで運気が上昇します。
辰巳天中殺
他人との調和が難しく、心に不安を抱えやすい時期となります。周囲の人々に対して不機嫌な態度をとってしまうことでトラブルの種をまく可能性があるため、注意が必要です。この期間は、時間とお金に余裕を持つことが重要になります。無理のない計画を立てることが運気を好転させる鍵となります。
寅卯天中殺
この時期は、周囲の環境や人間関係の移り変わりが激しくなります。急いで馴染まなければと焦るほど、大雑把になり周囲の印象を損ねることがあります。いつも以上に周囲や自分の行動に気を配り、新しい状況でも柔軟に対応することで運気が上昇します。功への鍵となります
子丑天中殺
予期しない出来事に遭遇しやすい時期となります。この時期は、いつでも複数の選択肢を持っておくことで、運気の安定します。これまで興味がなかった分野にも挑戦することで、視野が広がり、最終的には目標に近づくことが期待できます。
算命学における
宿命天中殺とは?
宿命天中殺とは、「宿命」の名の通り、生まれながらにして持っている人、持っていない人が存在します。宿命天中殺を持っている人は、生涯にわたって天中殺の中にいると考えられています。そのため、多くの苦労を経験したり、運気の上下が激しかったりと、波瀾万丈な人生となりやすいです。以下で宿命天中殺の種類とその天中殺を持つ人に見られる特徴についてお伝えします。
生年天中殺
陰占の命式の中で、「年の地支」と「運命天中殺」に同じ十二支が入るとき、「生年天中殺」となります。
この天中殺を持っていると、両親との関係が不自然となり、一般家庭とは違った形の家族関係となることが多いです。
生月天中殺
陰占の命式の中で、「月の地支」と「運命天中殺」に同じ十二支が入るとき、「生月天中殺」となります。
この天中殺を持っていると、社会になじむことが難しく、自然と常識から外れた生き方を選択してしまいます。
生日天中殺
陰占の命式の中で、「日の地支」と「運命天中殺」に同じ十二支が入るとき、「生日天中殺」となります。
この天中殺を持っていると、幼少期に両親からの理解が得られず、心配の尽きない子供とみなされることが多いです。
算命学の天中殺が表す性格とは?
天中殺は運勢だけでなく、その人の性格や気質も表すことができます。6種類の運命天中殺が表す性格についてみていきましょう。
戌亥天中殺
豊かな感受性と大胆な発想を組み合わせた、人を引き付ける魅力を持つ人。人付き合いが得意で、周囲の人々を引き込み称賛されます。掲げた目標は達成するまで努力し続けます。
申酉天中殺
場の雰囲気を盛り上げることが得意な人物。良好な人間関係を形成することに長けており、周囲からの信頼を得られます。組織の中では、リーダーを支えるポジションにつくことで力を発揮します。特に立場が上の人たちから愛される存在です。
午未天中殺
人をまとめることが得意な人物。集団の中では自然とリーダーの立場となり周囲を引っ張ります。たとえ困難な状況でも。地道な努力を重ねて必ず成果を上げます。協調性の高い性格で、相手との適切な距離感を保ちながら人間関係を築いていきます。
辰巳天中殺
優しさに満ちた純粋で明るい人物。人間関係を大事にする優しい性格で、誰に対しても平等に接しています。行動力が高く、興味を持ったことはすぐに取り組みます。
寅卯天中殺
どんな困難もためらわずに立ち向かい、結果を求める強い挑戦心を備えた人。人当たりがよく、誰とでもすぐに打ち解けることができます。責任感が強く、一度決断したら最後まで諦めずに行動を起こし続けます。
子丑天中殺
困っている人がいれば自ら手を差し伸べて助ける、思いやりがある人物。創造力が高く、新しい企画を立案することが得意です。自己主張が強く、組織に属さずフリーランスの人が多いタイプです。人を世話することが上手く、年下の人たちから人気を集めます。
算命学における天中殺の
時期にやってはいけないことは?
天中殺の時期にはやってはいけないこと、控えたほうがよいことがいくつか存在します。
いずれも人生の中で節目となる出来事や新しいことへの挑戦といったもので、天中殺の時期にはこれらの物事に関する運勢が崩れるため、控えたほうが良いとされています。
・長期の海外移住や留学
新しい環境や文化への適応は大きな負荷がかかります。この時期に試みると、不必要な困難やストレスに見舞われる可能性があります。
・大きな買い物や投資
家を建てたり、多額の投資や借金をすることも避けたい時期です。この時期は、より慎重に計画を立てたうえで行動に移すことが重要になります。
・結婚や離婚
この時期の結婚・離婚はトラブルが増える可能性があります。後々揉める種をまかないためにも、この時期は慎重になることをおすすめします。
天中殺に当たる期間は、「清算の時期」であるとも言えます。
清算というのは、この場合は生まれ持った運命やこれまでの生き方、行動についての結果が表れるということです。
そのため、天中殺に入るということは、これまで自分の行ってきたことの結果を踏まえ、自身の内面と向き合うのに適した時期を迎えたと捉えることもできます。
天中殺の期間はどう過ごせばいい?
天中殺は12年に2年間、12か月に2か月間、12日に2日間、12時間に2時間というペースで誰にでも訪れます。
世間で知られているイメージや、名前に使われている漢字から「天中殺=不吉な時期」という印象を受けてしまいがちですが、必ずしもそうではありません。というのも、天中殺はあなたに「何が欠けているのか」を教えてくれるからです。
大事なことは、天中殺を知ることで自分に欠けているものを理解し、運気の良くなる時期に向けて準備をすること。天中殺は、大きなチャンスに備えてしっかりと休養を取り、エネルギーを蓄えるための期間であるともいえます。
こうして、算命学では天中殺を占うことであなたの人生の指針を読み取ることができるのです。