【十二支】午年(うまどし)生まれの特徴や運勢、他の十二支との相性を解説

【十二支】午年(うまどし)生まれの特徴や運勢、他の十二支との相性を解説

日本でもよく知られる十二支は12の動物がモチーフとなっていますが、その名前に使われる漢字には普段見慣れないものが並びます。
例えばネズミは「子」、牛は「丑」、虎は「寅」、兎は「卯」……といった具合です。
そもそも十二支は、1日24時間を12に分ける際の時刻や方角、そして年を表すための指標でした。
これを民衆に分かりやすく浸透させるため、身近な動物に当てはめたとされています。
十二支のそれぞれの年には漢字の意味と動物の性質が組み合わされ、やがてその年に生まれた人の性格や運勢にも影響を与えると信じられるようになったのです。
今回は、十二支の中で7番目にあたる「午年」に生まれた人がどんな性格や特徴を持ち、どのような運勢を生まれながらに備えているのかを、詳しく解説していきます。

午年(うまどし)の意味や歴史

馬は古代から輸送や農業を支える重要な動物として重宝され、その力強さから「健康」や「豊かさ」の象徴とされてきました。人々が馬を重宝してきた背景からも、馬が十二支の1つに選ばれたのは、ごく自然な流れと言えるでしょう。

また十二支で用いられる「午」という漢字は、もともと餅をつく道具「杵」に由来し、交互に打つ動作から「交差」や「切り替え」を意味します。
このため、午は1日の前半と後半を分ける概念としても使われ、「午前」「午後」という表現が生まれたのです。さらに、古代では1日を12の時間帯に分け、0時が「子の刻」、12時が「午の刻」のようにそれぞれ十二支の名前がつけられました。

こうした時刻の指標から、午の刻の「午」が身近な動物である馬を表すようになったと言われています。

過去、「午年(うまどし)」に起きたこと

「漢書」によれば、「午」は「突き当たる」という意味を持ち、草木の成長が最盛期に達してその勢いが衰え始める段階を表しているそう。
馬は力強く猛々しいイメージを持つ動物ですが、「午」の字には元来「下降」や「不運」を含む意味があり、午年にはそのような出来事が起こりやすいとされているのです。

それを象徴するかのように、相場の格言には「午尻下がり」というものがあり、午年には景気が低迷すると言われています。
さらに、午年に特に注目されるのが「丙午(ひのえうま)」の伝承です。

中国で十二支が成立した際、丙午の年は天災が多いと信じられていました。
この伝承が日本に伝わると、丙午には火災が頻発する年と解釈されるようになります。
木造建築が主流だった日本では火災は大きな脅威であり、このように伝承が変容していったのも自然な流れだったのでしょう。
とはいえ、迷信の範囲を超えない話ではあるものの、60年に一度訪れる丙午の年には、歴史に残る大火事がいくつか発生しています。

江戸時代、1683年の丙午には「お七」という娘がいた八百屋が火事で焼失し、避難先の寺で寺小姓と恋に落ちました。
しかし家が再建され離れ離れになると、「再び火事を起こせば一緒になれる」と考えて自宅に放火し、お七は処刑されてしまうのです。

この事件が尾を引き、丙午の年は「縁起が悪い」として出生率が下がる傾向が続いたとされています。
実際、丙午の年が特別火災が多いわけではないのですが、この伝承や事件が世間に強い影響を与えたのです。

午年(うまどし)の性格や特徴

午年生まれの人は、明るく行動力に満ち溢れた活発なタイプです。
思い立ったが吉日、「○○しよう」と決めた瞬間にはすでに動き出しています。
そのスピード感と決断力は抜群で、チャンスをつかむ手際の良さも特筆するものがあるでしょう。
少しせっかちになりすぎて失敗してしまう場合もありますが、どんな結果であれ、他人のせいにすることはありません。
強い独立心と責任感を持ち、周囲に頼らず自分の力でやり遂げる姿勢を貫きます。
その行動力だけ見れば少々独断的に映るかもしれませんが、実際には華やかで人を引きつける明るさを持つため、人々の輪の中心にいることが多いでしょう。
おしゃべり上手で場を和ませる一方、他人の話にもしっかり耳を傾け、相談相手としても信頼されます。
陰湿な行動は嫌いで、陰口などには無縁なさっぱりとした性格です。
誰とでもうまくやっていけるため広い交友関係を築きますが、夢中で目標に向かっているうちに、気がつけば1人になっている……ということもあるでしょう。

午年(うまどし)生まれの人の恋愛傾向

午年生まれの人の恋愛は、まさに「追いかけてこそ燃える」というひと言に尽きます。
「この人だ」と思い定めた相手がたとえ高嶺の花であろうと、またどれほど周囲から無理だと言われようと、後には引きません。
その手に振り向かせるため、情熱的に尽力します。
しかし、それは相手を自分に振り向かせること自体よりも、むしろ「追いかけること」そのものに楽しさと魅力を感じているから。
情熱の炎が一気に燃え上がるのは、追っている間だけ。
両想いになると急に気持ちが落ち着き、あれだけ熱烈にアプローチしていたにもかかわらず、交際が始まると不思議とベタベタすることはありません。むしろ、どちらかというと束縛されるのが苦手で、1人の時間も大切にしたいと思うタイプなのです。

午年(うまどし)生まれの人の仕事運

午年生まれの人にとって、仕事とはただの業務ではなく「挑戦すればするほど燃え上がるもの」です。
目の前に高い壁が立ちはだかるほど、その情熱に火がつきます。
「無謀だ」と周囲に言われようが、そのひと言がむしろやる気をかき立てるのです。
持ち前の行動力と情熱で、困難をものともせず突き進みます。

午年生まれの働き方は、「まず行動し、やりながら考える」型です。
その結果、驚くような成果を挙げたり、若くして昇進したりすることも少なくありません。
悩むより先に動き、進むうちに道を見つけ出していく……その柔軟さが強みなのです。
成功をつかみやすい一方、準備不足からくる失敗も時折ありますが、そのリスクすら楽しむ傾向があるのも特徴でしょう。

午年(うまどし)生まれの人の金運

午年生まれの人は、積極的な性格で成功を引き寄せやすい一方、金運はやや不安定だと言えます。
働けば働くだけ収入も確保できるのですが、貯める才能よりも「使うこと」に秀でているため、少し貯まったと思ったお金もいつの間にか消えていく……というのが現実です。

家計管理においても、細かい計算や家計簿をつけるのがどうにも苦手。
「だいたい、これくらいだろう」と、頭の中でおおざっぱに計算してしまうタイプです。
時折、想定していた収支と現実が食い違ってしまい、給料日前に金欠状態に陥って慌てることもあるでしょう。
また、午年生まれは豪快な買い物をする傾向があり、欲しいものが目の前にあれば躊躇せずに即決で購入することも多くあります。
「自分へのご褒美に」といった気分で、パーッと散財してしまうことも少なくありません。

しかし、このような出費には午年なりの意味があり、モチベーションを保つための必要経費だと感じているのです。
無理に節約しようとするより、ある程度の予算内で自分を楽しませ、奮い立たせる使い方を心がけるのが性に合っているでしょう。
独立心が強く、経済的に親元を離れるのも他の干支より早い傾向にありますが、「貯金をする才能」には恵まれていないため、いくら節約しているつもりでも気づけば財布が軽くなっている場合がよくあります。
どんぶり勘定の傾向を改め、緻密な財務管理を続けることに苦手意識を持たないようにすることが大切です。

午年(うまどし)と相性のいい干支は?

午年と相性の良い干支は「寅年」と「未年」、そして「戌年」です。

◆寅年(とらどし)
寅年生まれは行動力とチャレンジ精神が旺盛で、午年生まれと同じくアクティブな性格。
常に前向きで打たれ強く、共通のスタイルで物事に取り組むため、一緒にプロジェクトに取り組むと抜群の協力関係を築けます。
束縛を嫌う午年も、寅年となら自然体で動けて無理なく進められるため、ストレスフリーな関係が可能になるのです。
お互いに弱点を補い合える存在であり、かけがえのない相手となりやすいでしょう。

◆未年(ひつじどし)
穏やかで包容力のある未年生まれは、午年生まれの情熱的な性格を優しく受け止めることができます。
慎重な未年の落ち着きが、勢いが先行しがちな午年を冷静に支え、安定したペースで物事を進められるように導くのです。
午年と未年がタッグを組めばスピードと精密さを兼ね備えることができ、理想的な成果を出せるでしょう。
正直に自分を表現できる午年にとって、未年の存在は大きな安心となるのです。

◆戌年(いぬどし)
慎重派でありながら人をサポートするのが得意な戌年生まれは、行動第一の午年生まれと絶妙なバランスを保つことができます。
計画をしっかり立てる戌年が午年の背後に控えると、より無駄なくスマートに物事が運ぶのです。
また、午年の活動的な一面が、やや引っ込み思案な戌年を外の世界へ引き出し、新たな視野を広げるきっかけを作るでしょう。
お互いに補い合うことでそれぞれが成長できる、とても素晴らしい相性です。

まとめ

午年生まれについての解説、いかがでしたでしょうか。
もしあなたが午年生まれならば、自分の長所と短所をより深く理解できるでしょう。
また、午年生まれの人との関わり方も見えてくるはずです。
力強く積極的に前へと進んでいく午年生まれの姿勢は、まさに勇敢そのもの。
進む道さえ間違えなければ、その驚異的な行動力と果敢さで若くして成功を手にしたり、名声を得たりすることも決して珍しくないでしょう。
もし今、思うように人生を歩んでいないなら、自分の本当の強みをまだ十分に理解していないのかもしれません。
行動力、実行力、そしてしっかりとした責任感を持つ午年生まれの人は、華やかな交友関係によって人生をより充実させることができるからです。

自分自身や周囲の人についてもっと深く知りたいなら、2000年以上受け継がれてきた中国最古の占星術「算命学」を使用した、アポロン山崎の占いをオススメします。
自然界の占いにのっとって生まれた、人間の性格や運命を知ることができる算命学。
驚異の的中率で話題になった‟本格“占い芸人のアポロン山崎が、あなたの潜在的な本質をズバリお伝えします。
以下から今すぐ無料鑑定ができますので、ぜひ試してみてくださいね。