古代中国で生まれた、日本でもなじみのある「十二支」。実は単なる暦のシステムにとどまらず、性格診断や運勢占いとしても広く用いられ続けています。
その起源は非常に古く、紀元前16世紀までさかのぼるとされ、長い歴史の中で人々の人生に深く関わってきました。
現代では実に多様な占いが存在しますが、方角や暦をもとにした十二支占いは、その的中率の高さや信憑性の面でも根強い支持を受けています。
生まれ年の十二支が分かると、その人の内面や性格、さらには将来の傾向まで読み取ることができるのです。
今回は、十二支の5番目に位置する「辰年生まれ」の人に焦点を当ててみました。
辰年の意味やその成り立ちに触れつつ、辰年生まれの人の特徴や性格、恋愛傾向、そして相性の良い干支についても解説していきます。
辰年(たつどし)の意味や歴史
十二支ではネズミや牛、虎など実在の動物が並ぶ中、唯一「辰」の龍だけが架空の存在です。
なぜ龍が十二支に含まれているのかは今もなお不明ですが、いくつかの説があります。
例えば、「龍」という漢字にはかつて「鰐(わに)」という意味も含まれていたため、元々は鰐が選ばれていたのではないか、という説です。
しかし、龍は古代から縁起の良い存在とされ、特に日本では水神として崇められてきました。このような神聖な背景が、龍を十二支に選ぶ十分な理由となったのでしょう。
加えて、龍(竜)は中国神話における四神の1つとして、発展をもたらす神獣(青龍)として崇敬されています。このため、辰年が巡る年は仕事運や金運に深く結びついた年とされ、龍の強大な力が天候をも左右すると言われているのです。
過去、「辰年(たつどし)」に起きたこと
辰年は「出世」や「権力」の象徴とされ、その年に起きた出来事はまさに歴史を動かすものばかりです。
近代においても、辰年には重要な出来事が数多く発生しました。強い意志と決意で何かを成し遂げる……そんな辰年らしい出来事が、これまで数多くの歴史を形作ってきたのです。
まずは1868年の戊辰戦争、1904年の日露戦争の勃発。
1952年には、皇居前で起きた大規模なデモが引き金となり警察とデモ隊が衝突、1500名以上の死傷者を出す「血のメーデー事件」が発生しています。
1988年にはリクルート事件、政治家や官僚に未公開株を渡して権力を得ようとした汚職事件が世間を震撼させました。
海外では、1976年にアメリカのロッキード社が関わる汚職事件、いわゆるロッキード事件も明るみに。
しかし、辰年には戦争や事件だけでなく、世の中を大きく変革するポジティブな出来事も多く存在します。
1964年には東京五輪が開催され、また革新的な交通機関として東海道新幹線が開業。
1988年には世界最長の青函トンネルが開通し、日本の土木技術の集大成が結実しました。
2000年にはシドニー五輪で日本女子選手が金メダルラッシュを巻き起こし、18個のメダルを獲得。
さらに2012年には東京スカイツリーが開業、新たな日本のシンボルが誕生しました。
また同年では、京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞の発見によりノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
辰年(たつどし)の性格や特徴
辰年生まれの人は情熱とエネルギーに満ち、行動力を持って夢に向かって突き進むタイプです。
生まれ持った才能や感性を活かし、進むべき道を力強く切り開いていきます。
その行動力によって強いリーダーシップを発揮できるため、多くの人々から頼りにされる存在です。
しかし、その才能ゆえに自信過剰になりやすく、思い通りに進みたいあまり周囲との調和を欠くこともあります。
突き進むあまり孤立してしまうことも多いため、人間関係には細心の注意を払う必要があるでしょう。
またエネルギッシュであるがゆえに感情の波が激しく、その素直な性格が良くも悪くも周囲に影響を与えます。
喜怒哀楽を惜しみなく表現し、時にその奔放さが他人を振り回してしまうことも。
自制心を持ち、感情を上手にコントロールし続けることが、辰年生まれの人々の成長を促す鍵となります。
周囲に頼りすぎることなく、自分を飾らずに協調性を発揮できれば、さらに周囲と良い関係を築けるはずです。
辰年(たつどし)生まれの人の恋愛傾向
辰年生まれの人は、そのカリスマ性ゆえに異性との縁が途切れることなく続きますが、恋愛に対する理想も高まりがちです。
個性的であることを誇りに思うため、常識やルールに縛られることなく、自分を深く理解してくれる相手を求める傾向にあります。
また美に対する意識が非常に高く、内面はもちろん外見も磨くべきだと考えるため、同じく美的感覚を持つ相手に魅力を感じるでしょう。
しかし、理想が強すぎるため「違う」と感じると急に冷めてしまうこともあり、衝突を繰り返して関係が続かないことも少なくありません。
自分が愛するよりも愛される側になることが多い傾向があるため、付き合う相手によって恋愛運が大きく変動しやすいのが特徴です。
辰年(たつどし)生まれの人の仕事運
辰年生まれの人は、独自の世界観を持つ個性的な存在です。
その発想は常識を超え、誰も思いつかない斬新なアイデアが次々と湧き出るため、ライバルとの差別化はもちろん、社内で重宝されることもしばしば。奇抜な発想が、大ヒット商品や一大ブームを引き起こすこともあるかもしれません。
そのため、ルーチンワークよりも、創造性を活かせる企画や営業といった仕事が適しています。
リーダーとしての資質も備えており、まとめ役としての役割がしっくりくるでしょう。
また情熱的で、一度手をつけたことは徹底的に追求するタイプなので、研究職や専門職にも向いています。
現実と理想のギャップに悩むこともありますが、焦ることなくじっくりと努力を重ね、チャンスが来た時に飛躍する姿勢が、辰年生まれの特徴と言えるでしょう。
辰年(たつどし)生まれの人の金運
辰年生まれの人は細かく節約をしたり、計画的にお金を積み上げていったりするタイプとは言えません。
むしろ、すぐにでも気持ちよくお金を使ってしまう方が得意です。
美的センスが非常に高く、自己尊重の意識も強いため、見た目には並々ならぬこだわりを持っています。
服や持ち物には上質なものを選び、有名ブランドを好むのもその一環でしょう。
さらに、他人に対しても気前よく奢ることが多くあります。
お金を使うペースが速く、貯蓄が一気に減ってしまう場合も。
しかし辰年生まれには、自身の才能によって稼ぐ力も備わっています。
一度使ったお金をしっかり稼ぎ直すため、経済的に困ることはほとんどありません。
過去の経験から確固たる自信を持っており、「お金を使っても、また貯められる」と楽観的に考える傾向にあるため、無駄な心配をすることなく自由にお金を使うことができます。
ただし、衝動買いや付き合いで仕方なく出費するなど、無意味な浪費には興味を持ちません。
自分が価値を感じるものにこそお金を使い、衣食住や交際費すべてにおいて自分をより豊かにするようなお金の使い方を心がけます。
その結果として人脈や仕事に恵まれ、収入が自然と増えていくのです。
辰年生まれは、自分の直感を信じ、積極的にお金を使いながら仕事に全力を注ぐことで経済的な成功を収めることができると言えます。
自分の能力に自信を持って進んでいけば、大きな富を手にすることも夢ではありません。
辰年(たつどし)と相性のいい干支は?
辰年と相性の良い干支は「子年」と「申年」、そして「酉年」です。
◆子年(ねずみどし)
包容力があって謙虚な子年生まれと、積極的で自己主張が強い辰年生まれ。
その両方が組み合わさることで非常にバランスが取れ、相互の尊重を育むことができます。
辰年が掲げる壮大な夢を、子年はしっかりと支えてくれます。
そして、この組み合わせが成すものは経済的な安定。
結婚すれば、穏やかで豊かな家庭を築くことができるでしょう。
◆申年(さるどし)
好奇心旺盛で賢く、社交的な申年生まれと、独自の世界を持つ個性的な辰年生まれ。
性格や趣味、エネルギーが驚くほど似ているため、一緒にいると何事も楽しさ満載です。
共に新しい冒険を追い求め、大きな夢を実現する力があります。
お互いに刺激を与え合い、成長し続ける関係と言えるでしょう。
申年の器用さが辰年の大胆な行動力をサポートし、素晴らしい成果を生み出すのです。
とても理想的な付き合いができるため、関係は長続きしやすくなります。
◆酉年(とりどし)
理性があって論理的な酉年生まれと、自信家でアクティブな辰年生まれ。
2人は傍から見ると正反対の性格を持っていますが、実際には非常にバランスが取れています。
お互いが不足している部分を、うまく補い合うことができる関係です。
信頼し合い、お互いにとっての理解者となることで、非常に居心地の良い距離感を保ちながら支え合えるでしょう。
必要な時に寄り添える関係が築けるため、長期的な絆が生まれることが多いです。
まとめ
ここまで辰年に生まれた人の性格や運勢、干支同士の相性などを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
辰年に生まれた人にとって最も大切なのは、自由に考え行動する余裕です。
制限された規則に縛られる環境では、その本来の魅力を引き出すことが難しくなります。
自由な発想を活かして独自の道を歩むためには、ある程度の自由が必要なのです。
夢に向かって、一歩一歩確実に努力を積み重ねるその忍耐力を持ちながらも、大きなチャンスが訪れた時には、全力で飛躍する勇気も兼ね備えています。
その両方を活かし、思い切り自分のやりたいことに取り組んでいくといいでしょう。
とはいえ、いつも順調に進んでいける時ばかりではありません。
行き詰まりを感じた時は、自分の本質を見つめ直すためにプロに頼って適切なアドバイスをもらうことも大切です。
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