私たちにとって身近な存在である「十二支」。
これはもともと古代中国で日付や時刻、方角を示すために考案されたものであり、算命学などの伝統的な占術でも欠かせない要素として重用されてきました。現在では星座占いや血液型占いと並び、十二支もまた、人の性格や運勢を読み解く手法の1つとして広く親しまれています。
各十二支にはそれぞれに特有の意味や特徴があり、その年に生まれた人の性格や運勢に影響を与えるとされています。
自分や相手の干支を知って生まれ持った性格や運勢、相性などを把握することで、生き方や人間関係の築き方に役立てることができるでしょう。
今回は、そんな十二支の中で最初に位置する「子年」に生まれた人々の性格や特徴、相性、さらに恋愛や仕事運、金運について詳細をお伝えしていきます。
子年(ねずみどし)の意味や歴史
十二支の一番最初の動物である「子」。子とはネズミのことですが、なぜ鼠が一番最初になったのか、その理由はご存じでしょうか。
よく知られているのは、十二支になる動物を選ぶ「神様レース」の話。
神様の門を目指して前日から歩いていた牛の背中にネズミがこっそりと乗り、門をくぐる時に背中からぴょんと飛び出して1位になった……というものです。
この話が有名になったため、子年には少々ずるい印象がついてまわっていますが、同時に頭が良く、自分の目的を合理的に果たす能力があるとも言えるでしょう。
また、「子」はもともと赤ちゃんを表した象形文字で「小さい」という意味を表す接尾語として使用されていました。
体が小さいネズミには、まさにぴったりの文字ですね。
過去、「子年(ねずみどし)」に起きたこと
もともと十二支は、一年間にわたる植物の循環を示すもの。
十二支の最初である「子」は種子を表し、新しい生命の誕生を意味しています。
運気のサイクルが始まる年であるため「新しいことがスタートする年」とされるほか、ネズミは子だくさんであることから「繁栄の年」とも言われています。
株式市場でも「子は繁栄」とされ、相場が上昇する傾向にあるようです。
そんな子年には、これまでどのようことが起こってきたのでしょうか。
過去の出来事を振り返ってみましょう。
新たな始まりの象徴として、まずは1960年に天皇陛下がご誕生されました。
また同年に日米相互協力及び安全保障条約が締結され、この年から米国との新しい関係が築かれていきます。
1972年には沖縄が戦後27年ぶりに日本に返還。
日中関係の正常化を祝して中国からパンダが来日し、瞬く間にブームとなりました。
1984年には福沢諭吉の一万円札など新札が発行されました。
2024年に新たな新札が登場しましたが、こちらのデザインも現行にて親しまれています。
1996年にはNASAのスペースシャトル「エンデバー」の打ち上げで、日本人の宇宙飛行士として初の若田光一さんが乗船。
エンタメ界では携帯ゲーム機「たまごっち」が大ブームとなり、社会現象を巻き起こしました。
比較的最近の出来事では、2008年に世界初のスマートフォン「iPhone 3G」が発売。
後継機も続々と登場し、現在も多くの人々に愛されています。
子年(ねずみどし)の性格や特徴
子年生まれの人は頭の回転が速く、行動力があって何事にも迅速に取り組むため、成果を出すスピードも早い傾向があります。
また発想力が豊かで、新しい解決策やアイデアが次々に浮かぶでしょう。
真面目な努力家であり、手を休めることなく前進するのが特徴です。
加えて好奇心が強く、情報収集にも長けています。
自分に自信があって向上心が高く「他の人よりも早く成功したい」という気持ちが強いため、興味を持ったことにはすぐに挑戦したくなるでしょう。
しかしプライドの高さから、自分が勝てないと感じたり難しいと思うと諦めてしまうこともあります。
忍耐に欠ける面もあり、時には順番を待てず注意される場合も。
損得勘定が強いので貯蓄は得意ですが、恋愛に関しては相手にお金を使いがち。
見栄を張って散財してしまう場合もあるので、注意が必要でしょう。
それでも子年生まれの人は社交的で明るく、多くの人に囲まれていることが多いです。
賑やかな環境を好み、仲間に恵まれるタイプなのでチームの中でも楽しく過ごすことできます。
子年(ねずみどし)生まれの人の恋愛傾向
恋愛において慎重で用心深い傾向のある、子年生まれの人。
ただ外見が華やかで注目されやすく、人を惹きつける魅力があるため、同性からも異性からも人気が高いタイプでしょう。
あまり信用できない相手が近づくこともありますが、警戒心の強さから簡単には心を許しません。
よって、トラブルに巻き込まれることは少ないはず。
しかしその一方、ガードが固くなり過ぎて「近寄りがたい」「隙がない」と思われやすくなるため、恋愛のチャンスを逃してしまう場合も。
恋愛へと進むまでは時間を要しますが、好きになった相手にはとことん一途になります。
ただ、愛が強くなり過ぎると相手を束縛したり嫉妬心が強くなったりすることも多いので、その点は気をつけたいところです。
子年(ねずみどし)生まれの人の仕事運
実は心の奥底に強い野心を秘めている、子年生まれの人。
表面上は穏やかで協調的に見えますが、高い能力と行動力を持っている分、出世欲や名誉欲も人一倍強い傾向があります。
好奇心旺盛で新しい環境にも素早く適応でき、周囲からの引き立てを得るのも上手です。
ただ、少々打たれ弱い面もあり、強力なライバルが現れると成績が落ち込みやすいところもあります。
仕事運が中年期に一時的に低迷する場合もありますが、粘り強く努力を続けることで晩年は安定した成果を手にできるでしょう。
適職としては会計士や銀行員、事務職などの細かい作業が求められる仕事、あるいは農業や商業分野でも活躍できます。
また、勤勉さや優れたコミュニケーション力を活かすことで、教育関係でも成功を望めるでしょう。
子年(ねずみどし)生まれの人の金運
子年生まれの人は、十二支の中で最も強い金運の持ち主。
自然とお金を引き寄せる性質を持っていてお金を貯めることも得意なので、生涯を通して経済的に困ることはほとんとないでしょう。
またネズミは「寝ず身」に通じ、勤勉で若いうちから財を築く傾向もあります。
お金持ちになることをステータスに感じているため、コツコツと働きながら着実に貯蓄を増やしていき、最終的には大きな財産を築くことが多いでしょう。
持ち前である好奇心の強さや情報通なところを活かして、世の中の状況やお金を増やすチャンスを逃さずキャッチし、どんどん資産を増やしていくのです。
さらに警戒心が強く、危険なことを察知する能力にも長けています。
少しでも怪しいと思う話には極力近づかないので、詐欺などのトラブルに巻き込まれることも少ないでしょう。
ただ、必要性を感じないことには一切お金を出さないところがあるため、周囲からは「付き合いが悪い」と言われる場合があるでしょう。
お金の使い方がはっきりしているのは悪いことではありませんが、あまりいき過ぎるとケチだと思われる場合もあるので、メリハリを大切にしましょう。
そんな子年生まれの人でも、こと恋愛においては財布の紐が緩くなることがあります。
好きな人に対して見栄を張って散財したり、好かれようとしてつい貢いだり。
恋愛に関する出費には、くれぐれも気をつけるようにしてください。浪費を抑えることを意識すれば、安定した財運を保ちやすくなります。
子年(ねずみどし)と相性のいい干支は?
子年と相性の良い干支は「丑年」と「辰年」、そして「申年」です。
■丑年(うしどし)
子年生まれは人より先に動きたいタイプですが、丑年生まれはまさに牛のごとくマイペース。
ただ、目標に向かって地道に頑張り続けることがとても得意です。
子年生まれもコツコツと努力を積み上げていけるので、その点では親近感を持てるでしょう。
お互いの考え方を理解し合うことができるため、一緒にいる相手としてはとても良い相性です。
■辰年(たつどし)
野心や向上心は人一倍あるものの、うまくいかなくなると途端に弱気になる子年生まれ。
その点、辰年生まれは面倒見が良くリーダー気質なため、子年生まれが困ったり悩んだりした時に相談すると、親身になって正しい方向へとリードしてくれます。
また、負けず嫌いな辰年生まれと一緒にいることで、相手よりも一歩先にいたい子年生まれは良い刺激を受けられるでしょう。
ライバルとして切磋琢磨し合える、貴重な仲間となります。
■申年(さるどし)
新しいことに興味津々で、人の輪の中に自然と溶け込める子年生まれと申年生まれ。
好奇心旺盛で社交的な性格がとても似通っているため、お互いを比較的容易に理解し合うことができます。
何をするにしても話が早いですし、同じ方向を目指して進んでいくことも簡単にできる相性です。
どちらも少々飽きっぽいところはありますが、相手の気持ちがよくわかる分、心地良いペースで最後まで頑張り続けることができるでしょう。
まとめ
子年に生まれた人の性格や各運勢の特徴、干支同士の相性などを理解しておくことで、人間関係がよりスムーズになります。
また自身の長所や短所、周囲にいる相性の良い人を知っておけば、日常の問題解決にも役立てることができるはず。
人生の岐路に立った時や大きなチャンスが訪れた時も、その状況をうまく活かせる可能性が高くなります。
まずは自分の性質や特性をよく知り、強みや才能を活かせる相性の良い相手を把握しておくことが大切です。
子年生まれの人は、持ち前の好奇心の強さや行動力、そして最強の金運を日々に活かせるよう意識していくといいでしょう。
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