その人の性格や特徴が分かる手相では人付き合いに関する特性も知ることができます。感情線の上にあり、人差し指と中指の間から下に向かって伸びる線である「社交線」は「人との関わり方」を表す線で、長さや濃さによって意味が異なります。
別名「タレント線」や「自己顕示欲線」とも呼ばれるこの「社交線」について深堀りしていきましょう。
この線の特徴から、それぞれの対人関係を見ていきましょう!
「社交線」は長ければ長いほど社交性に優れています。目安としては5ミリ以上ですが、中指を超えて薬指に到達するような場合は社交線ではありませんので注意してください。
社交線が濃く、長くある人は、人とコミュニケーションが取るのが上手です。人見知りせずに新しい環境に飛び込めるタイプで、基本的に「人好き」です。社交性とは「色んな人と仲良くしたい気持ち」と「自分から積極的に人と関わる」という2つの要素に分解できますが、社交線が濃く、長くある人はこの2つの要素を持っているのです。
そしてどちらかの要素しか持たない場合は、線の出方が変わってきます。
社交線が短い人は「自分から積極的に人と関わる」特性はありますが、「色んな人と仲良くしたい気持ち」はあまりありません。つまり人付き合いは「狭く深く」タイプで、特定の人とは仲良くなれます。色んな人がいる場では人見知りをするため、親密度によって態度がかなり変わります。
反対に社交線が薄い人は「色んな人と仲良くしたい気持ち」はあるのですが、「自分から積極的に人と関わる」ことを苦手とします。そのため、自らコミュニケーションを取ってきてくれる人とは仲良くなれますが、そうでない人とはなかなか仲良くなるキッカケを掴めないことが多いです。
この線を生かすためには…
長く濃い社交線を持っている人は、たくさんの人に出会うことが自分の成長に繋がります。人をまとめる能力にも長けていますから、組織の中でリーダー的ポジションとして活躍することが期待できますね。基本的にはこのまま積極的に人と関わっていってほしいのですが、選り好みをしない性格もあってトラブルを招くような相手に出くわす可能性が結構あります。無理な要求をしてきたりする人とは距離を置くことも時には必要でしょう。
社交線が短い人は、誰とでも上手くやっていけるタイプではありませんが、それだけ自分に合うこと合わないことを察知する能力が高いです。そのためトラブルを回避できたり、自分の目標に向かって直進していくことを得意とします。組織の中よりも個人で何かを成し遂げることの方が性に合っていると言えるでしょう。大人数や知らない人がたくさんいる環境を苦手とするため、中々新しい出会いに恵まれないかもしれませんが、その場合は大事な友達の紹介などでコミュニティーを広げるのが得策です。
薄い社交線の持ち主は、受け身な性格なのでサポート的な役回りで活躍できます。とっつきにくさがあるのですが、実際は人当たりが良いため、親しい人からはとても信頼されていますし、良き相談相手になれます。ですが、ずっと受け身な態度では人付き合いを他人に委ねることになってしまいます。挨拶だけでも自分からする癖をつけると、相手から積極的に仲良くしてくれる可能性がぐっと上がりますよ。
まとめ
人との関わり方を表す社交線。社会生活の中では社交性を持っている方が良い場面も多いですから、長く濃い社交線が良いと感じる方も多いかもしれません。ですが大切なのは、自分の特性を知りそれを上手く使って今後の行動に繋げることです。「社交線」にも良い面悪い面がありますから、それらと上手に向き合っていくことが開運の秘訣ですよ!